カオスマップの作り方

カオスマップの作り方

カオスマップは、特定の業界や市場における企業やサービスの全体像を視覚的に表現するためのツールです。以下に、カオスマップを作成するためのステップを詳しく説明します。

1. 作成目的の確認

  • カオスマップを作成する目的を明確にします。例えば、市場の整理、営業戦略の立案、PR活動など、目的に応じてマップの内容やデザインが変わります

2. テーマとキーワードの選定

  • カオスマップのテーマを決定します。これはビジネスの目標や課題に関連するものであるべきです。
  • テーマに関連するメインキーワードを選び、その周辺の関連キーワードをリストアップします

3. 情報収集と調査

  • 市場や業界に関する情報を収集します。企業やサービスのロゴ、特徴、位置づけなどを調査し、リストアップします

4. カテゴリの設定と分類

  • 収集した情報を基に、関連性のある企業やサービスをカテゴリごとに分類します。これにより、マップが見やすく、理解しやすくなります

5. デザインと配置

  • カオスマップのデザインはシンプルで直感的に理解できるようにします。ロゴやキーワードをツリー構造やマトリックス形式で配置し、視覚的に整理します

6. マップの完成と見直し

  • 完成したカオスマップを見直し、必要に応じて修正を加えます。市場や顧客の状況は常に変化するため、定期的な見直しが重要です

7. 公開と活用

  • 完成したカオスマップを社内外で共有し、営業戦略やマーケティング活動に活用します。マップを公開することで、業界内での認知度向上にもつながります

カオスマップは、単なる図としてではなく、戦略的なツールとして活用することが重要です。そのため、正確なデータ収集と分析が不可欠です。また、見やすさと情報の正確性を両立させることが、効果的なカオスマップ作成の鍵となります。

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認知系施策の評価

認知系施策の評価

認知を向上させる施策もたくさんありますが 旧来の施策はなかなか評価するのが難しいです。 よく使われる指標は 例えば純粋想起 →「転職サービス」で思いつくものは何ですか?と問われ一番最初に出てくるものが純粋想起が一番高いと言えます そして助成想起 →「転職サービス」は色々ありますがいくつか候補を並べたときに何だと思いますか?が助成想起です。 この二つをリサーチ(アンケートみたいなもの)して高いか低いかを判定します。 一般的に純粋想起が優先されます。 当然この二つは数値として評価できますが、業績に結びつけて評価できるかというとそうでないケースが存在します。私はこの二つの指標を評価指標として見ていたましたが、合わせて例えばCM放映タイミングでの指名検索やアプリインストール数、MAUなども見ていました。 これらはCMによって業績向上に直接繋がりやすい指標であるからです。 純粋想起が向上することは中期的に業績に跳ね返ると思いますが、指名検索やインストール数、MAUが向上しなければ事業インパクトがあると言えない可能性もあります。必然純粋想起が上がれば一般的に指名検索などは上が

By yuki.mori, 土田倫生佳
僕がMMMに興味を持った背景

僕がMMMに興味を持った背景

まず、私は現在個人事業主として働いていて、マーケキャリアは10年超です。始まりは大手人材会社求人メディアのマーケでした、その後スタートアップでCMOとしてマーケをやっていました。 マーケキャリアはリサーチャーから始まりデジタルマーケ、オフラインも含めマーケ全般の責任者になりました。 私がMMMに興味を持った背景は、デジタルマーケプラスしてオフラインなどを見るポジションになったからです。それまでもアトリビューションなどでデジタルの最適化に取り組んでいましたが、オフラインは明確に効果を示しづらく活動時の環境ではオフラインの予算が大きく、効果を証明しづらいものをこれまでの慣習として続けることに疑問をいだいたからです。といってもツール類は一定費用がかかり分析環境のための投資は認められませんでした。なので見よう見まねでエクセルで計算してました。そのような背景があり、膨大に増えるタッチポイントや、昨今のCM問題でCM辞退を廃止したりするトレンドになり、MMMに再度興味関心を持ち出しました。 どこに投資することが事業において最適なのか、それを一定ロジックで明らかにしてくれる手法がMMMと思い

By yuki.mori
BtoBでもMMMが重要に

BtoBでもMMMが重要に

昨今タクシーCMやYoutubeを使ったビジネス関連動画、ビジネス系SNSなどを活用し、リードの獲得やナーチャリングを行うなどtoBもマーケ施策のバリエーションが拡大しています。一昔前だと展示会などで大量リードを獲得したりすることがリード数を稼ぐ上で重要でした。しかし展示会はリードを大量に獲得することが可能ですが、必ずしもCACがよくなるわけではありません。CAC目線で見るとWeb広告の方がよくなる可能性があります。 ただ展示会は一つのテーマの見本市のように捉えることもでき、そのテーマに興味がある人たちへのブランディングも可能です。展示会で見たから、検索してみたりWeb広告をクリックしてみたりする方も多いでしょう。 もちろんSFAなどを使うことで、どのチャネルから入った人が商談までいったのか、分かります。が例えばタクシーCMをみたことによりCTRが上がり、最終的に商談が成立したのかわからないケースもあります。 確かにタクシー広告は乗車者当たり、企業のハイレイヤー層が多い可能性があり、決裁者へアプローチできる可能性は高いかと思いますが必ずしもタクシーCMによりCACが改善したかどう

By 土田倫生佳, yuki.mori