BDRは“狩猟民族”である──新規開拓の最前線に立つプロフェッショナルの真価

BDRは“狩猟民族”である──新規開拓の最前線に立つプロフェッショナルの真価

はじめに

あなたの会社に「新規リードが足りない」という悩みはありませんか?
マーケティングだけではカバーしきれない潜在顧客へのアプローチ。その最前線を担うのが BDR(Business Development Representative) です。この記事では、「BDRとは何者か?」「なぜ今、BDRが重要なのか?」を深掘りしていきます。


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BDRとは何か?──定義と役割

BDRは、アウトバウンド営業の起点となる役割です。
マーケティングが生み出すインバウンドリードではなく、ターゲット企業に対して 自らアプローチし、ニーズを掘り起こし、商談機会を創出する ことがミッションです。

  • 担当領域:リードの発掘、初回接触、課題ヒアリング、商談化
  • 主なチャネル:テレアポ、メール、LinkedIn、展示会、DM、紹介
  • KPI:商談創出数、返信率、接触率、ターゲット企業開拓数

BDRがなぜ今、注目されるのか?

1. マーケだけではリーチできない「静かなターゲット」がいる

多くの企業は情報収集をしていなくても潜在的なニーズを抱えています。
BDRはその「まだ顕在化していないニーズ」に火をつける役割です。

2. セールス組織の拡張性を高める

アカウントエグゼクティブ(AE)が商談とクロージングに集中できる環境を作ることで、営業組織の生産性が飛躍的に高まります。

3. 裁量と創造性のある職種へ進化している

従来の“テレアポ要員”ではありません。ターゲット選定、ナラティブ設計、チャネル戦略立案など、マーケとセールスの中間に位置する戦略的なポジションとなっています。


BDRが直面するリアル──「きつい」「成果が見えにくい」

BDRは成果が出るまでに時間がかかり、心理的な負荷も大きい仕事です。
メール無視、電話の一方通行、社内からのプレッシャー…。
それでも数字が動き出したとき、チームから「ありがとう」と言われたとき、それらはすべて報われます。


良いBDRは何が違うのか?

  • 仮説思考:ペルソナの悩みを想像してアプローチを組み立てられる
  • 粘り強さ:断られても数字と向き合い、改善し続けられる
  • 情報収集力:業界トレンドや競合情報にアンテナを張り、フックを見つけられる
  • 内製力:テンプレではなく、自分で仮説と戦略を作れる

まとめ:「売れる会社」には、優れたBDRがいる

BDRは単なるアポ取り担当ではありません。市場を切り拓く、いわば“開拓者”。
このポジションを軽視したまま、組織的な営業の成功はあり得ません。
「顧客が動く前に、こちらが動く」──そんな文化を作れるかどうかが、これからのBtoB組織の競争力を左右します。

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マーケ施策の不思議

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私は約10年ほどマーケの世界にいます。大企業やベンチャー、ToBやToC、メンバーから部長、CMOなど役職や所属企業も様々です。 マーケ施策は華やかそうなものが謎に優先度が高くなる。。 そんなキャリアの中でいくつか首を傾げる事象を見てきました。 TVCMのように億単位の予算がかかる施策なのに、毎年やってるから、流行ってるからこのタレントを起用など、何を根拠に決断してるのか?と首を傾げます。 私のマーケキャリアはデジタルマーケから始まったので数字で良し悪しを判断することが多かったので特に疑問を持ったと思います。 また、大企業のマーケ部長にバナー広告(確か当時数万円)だった気がしますが、バナー単体のROIを出すよう命じられました。バナーを使用した広告メニューのROIならまだわかりますが様々な施策に予算分配して成果を最大化することを目指しているのに全体予算のROIならわかりますが。 大企業なのでジョブローテーションによりマーケ知識が無い人が重役になることもあります。そういった方を納得させるためにROIは必要です。こういった担当者の悩みを解決する手段の1つがMMMです。 以前は

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はじめに マーケテックの会社を経営しています。与謝です。 MMM(マーケティングミックスモデリング)を簡単に実現できるSaaS「NeX-Ray」を開発、運営しています。 NeX-Ray マーケティングミックスモデリングアカウント連携をするだけで、SNSや広告などの様々な媒体を一元管理することができますNeX-Ray マーケティングミックスモデリング NeX-Rayでは誰でも簡単に画面からポチポチで様々な媒体と連携できるようにUI・UXを設計しています。この記事ではその理由を解説します。 NeX-RayがAPI連携のUIにこだわったワケ 「SaaSのAPI連携って、なんでいつもこんなに難しいんだろう?」 SaaSを使い慣れている人でも、API連携まわりでつまずいた経験が一度はあるのではないでしょうか。実際、私たちNeX-Rayのユーザーの多くも、マーケターや広報、インハウスの業務担当など「エンジニアではない人たち」です。 にもかかわらず、従来のSaaSではAPI連携が“技術者前提”で設計されていることが多い。連携したくても「Webhook?JSON?何それ?」で止まってし

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当時デジタルマーケを統括していた私に上司はCV数とCPAを課していた。それは当然と思うが、デジタルのPaidはCPAだけみたいな発言を公然としていた上層部がいた。当然、私の部下は自分たちの取り組みが軽んじられてると感じ、私も激怒した。当たり前だが闇雲に予算注ぎ込んで出稿してるわけでなく、当時は管理画面とエクセルで最適なCVとCPAを導く為に日々睨めっこ。インハウスでなかったので広告代理店にはアロケーションの度に対応してもらい、CVを得るための全てのチャネルで目標未達の場合ほぼ全てを私のチームでリカバリーしていた。  そんな奮闘している私のチームや代理店などは何もわからない上層部に心身を削っていた。そんな厳しい目を向けるくせに何故かほぼノールックでSalesforceは決裁され、CMとかも似たように決裁され、私のチームは厳しい数値攻めでありながら、何故ノールックで導入するんだろうと考えた時気づいた。Salesforceはどこも使ってる、Googleは世界のスタンダードなどのようにみんな使ってる、というだけで諸々決まった。例えば一部は違うと思うがスマホと言ったらiPhoneを思い描き比較

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